9月から買い付けて用意した、最高のボジョレーヌーボーを含めた「11月のE.M. SELECTION　6本セット」をお送りする一大仕事が終了して本当にホッとしました。（今年はヘルニアにもなったし～）「美味しいです！」「楽しみました！」などの報告もたくさんいただき、ソムリエとしての喜びをしみじみ感じています。その打ち上げで、この連休前に横浜で、中華料理とともにボジョレーヌーボーや、フランスの地酒「ヴァン・ド・ペイ」の白ワインヌーボーをいただきました。ボジョレーヌーボーは軽くて爽やかな酸味とフルーティーさが特徴的なので、個人的に黒酢のきいた「酢豚」には、かなり合うと思います。今年の新酒は全体的に質が良いと思います。きっと他のワインも続々素晴らしい味に仕上がって登場してくることでしょう。今からとても楽しみですね！

    

今年のボジョレーは、収穫時期に、昼の日差しも十分で気温が上がり、日が暮れると気温が下がるという理想的な天候になったようです。葡萄は早熟で、みずみずしく爽やかなアロマです。果実味も豊かで、色は紫色を帯びた輝きのあるガーネット色、味わいは軽く炭酸を感じ、なめらかで余韻もあります。小さないちごや青いバナナを切ったときのような香りです。ボンヌ・サンテE.M. SELECTIONからもヌーボーセットをご希望の方に50箱お送りできました。この時期いつも新酒を楽しみに待っていらっしゃる方のことを考えると、病み上がりの体も気にならず、なぜか幸せ気分でワインを送り出しました。どうか皆様、秋の実りを感じながらボジョレーの若々しいエネルギーを楽しんでください。

11月に入り、ボジョレーヌーボーの話題が出てきました。一年経つのは早いですね、今年ももうこんな時期になったのかと感じます。日本は、世界で最も早くヌーボーが飲める国の一つです。なんと総生産量の4分の1が、ジャンボジェット機に乗ってやってきます。昨年この時期に日本の某大企業が急にたくさんの商品をパリから送る必要に迫られたそうですが、ヌーボーが終わってからにして下さいと、すげなく断られたそうです。先日親しい友人が体のケアをかねて箱根の温泉に誘ってくれました。箱根の紅葉はまだまだでしたが、秋風に吹かれる仙石原のススキが綺麗でした。夕食のワインは和食に合わせて、「山梨の甲州」をいただきました。その後、部屋に付いているジャグジーに入って山を見ながらしみじみ幸せを感じました。やはり日本人ですね。