ソムリエは、やはり12月が、何かと忙しい月です。今年から、ソムリエが選ぶクリスマスワインギフトを始めました。お客様の予算に応じて、大切な方やお世話になった方に、私が選んだワインを説明書と素敵なカードを付けて贈りするというものです。贈る方の気持ちを想いながら、ワインを選ぶ時は私も幸せな気分になります。全てのワインをお送りして、後はクリスマス当日のお仕事だけという22日に、一足早くパーティーを少人数でやりました。（クリスマスケーキを買ってきて）シチューに合わせたのは「POMMARD 2002」ブルゴーニュ、ボーヌの隣村のワインです。柔らかなピノ・ノワールは6年近くたち、とても飲み頃。グラスのなかで変化していきます。メリークリスマス！

渋谷、史のお客様たちから始まった、ワイン倶楽部例会も今回で11回目です。いつもは渋谷神山町で行なうセミナーも、クリスマスにはちょっとオシャレに代官山の一軒家レストラン「CHAPON FIN」が、会場です。ソムリエ森山のセレクトワインと森田シェフの素晴らしい料理を合わせた特別ディナー。ワインは、完璧に美味しいシャブリ1級畑02（ホントに美味しかった）から、マルベックの最高峰赤05、とっておきのエルミタージュ01、ナーエ99年アウスレーゼのデザートワイン、料理とのマリアージュも最高でした。参加者は全員華やかで、薫り高い女性ばかり（男性のメンバーもいるのですが）。クリスマスプレゼントの交換もして、とても素敵な夜を過ごしました。参加してくれた方々、ほんとうに有難うございました。

ボジョレーヌーボーも店先から姿を消しつつあり、街はいっきにクリスマスモードに突入ですね。私も家にあるアメリカワインと共にやってきたぬいぐるみをサンタクロースにしました。今年は温暖化の影響もあって12月に紅葉が美しいというところもあり、不思議な師走です。とはいえ12月はやはりワインがぴったりの月です。ソムリエも忙しくなります。先日、ワイン好きが集まって飲んだワイン「BRUNELLO DI　MONTALCINO　1994」、イタリアの高級赤ワインです。私はこの柔らかさと優しさが大好きです。造り手は「BIONDI－SANTI」、もちろんその手腕と出来栄えは素晴らしく、バランスが最高でした。恋人と二人で、クリスマスディナーをお考えのかたにお薦めの1本です